口臭の主な原因は、口の中の汚れや歯周病、舌苔（ぜったい）などの口腔内の問題です。その他、ドライマウス（口腔乾燥症）や全身の病気（胃腸の不調、糖尿病など）が原因となることもあります。まずは原因を特定することが大切です。
口臭治療では、まず原因を診断し、歯石や歯垢の除去、舌のクリーニング、歯周病治療などを行います。口の乾燥が原因の場合は、唾液の分泌を促す治療や生活習慣の改善を提案します。また、舌苔が原因であれば、舌のケア方法も指導いたします。
はい、歯周病は強い口臭の原因となることがよくあります。歯ぐきが炎症を起こし、膿や血がたまることで特有の悪臭が発生します。歯周病の治療を行うことで、口臭が改善されることが多いです。
自分で口臭を確認するのは難しいですが、口を閉じた状態で手をあてがい、息を吐いて確認する方法があります。また、舌に白い苔がついている場合は、口臭がある可能性が高いです。最も確実な方法は、歯科医院で口臭測定器を使用することです。
はい、以下のことが日常的にできる口臭予防のポイントです。
・食後に歯を磨き、歯間ブラシやデンタルフロスを使って歯垢をしっかり除去する
・舌ブラシで舌苔を取り除く
・こまめに水を飲んで口内を潤す
・口の中を清潔に保ち、定期的に歯科検診を受ける
これらの習慣を守ることで、口臭を予防することができます。
はい、唾液の分泌が少なくなると、口の中が乾燥して細菌が繁殖しやすくなり、口臭の原因になります。ドライマウスは、ストレス、薬の副作用、加齢などが原因で起こることがあり、唾液腺マッサージや水分補給が有効です。
はい、口臭が全身の病気のサインであることもあります。特に胃腸の不調や糖尿病、肝臓や腎臓の疾患などが原因で口臭が発生することがあります。この場合、歯科治療だけではなく、内科での診察も必要になることがあります。
口臭治療は、基本的に痛みを伴うことはありません。主に歯のクリーニングや舌苔の除去、生活習慣のアドバイスが中心です。歯周病治療やドライマウスの治療も、痛みを最小限に抑えた方法で行います。
口臭の原因やその程度によって異なりますが、軽度の場合は1〜2回のクリーニングで改善することが多いです。歯周病が原因であれば、数回の治療が必要になることがあります。継続的なケアも重要ですので、定期的な歯科検診をおすすめします。
舌苔のケアには、専用の舌ブラシや舌クリーナーを使うと効果的です。歯磨きの際に軽く舌を磨き、舌の表面にたまった細菌や食べかすを取り除くことで、口臭の改善が期待できます。ただし、強くこすりすぎると舌を傷つけることがあるため、やさしくケアすることが大切です。